デザイン論
161.街中のデザインを考える

このお仕事を始めて、沢山のデザインやロゴを考える機会が増えました。
デザインやロゴは「色」と「形」で構成されますが、多くのデザイナーはコレを駆使して、色んなデザインを作ります。
しかしこれらの元を辿ると、そこには沢山の「意味合い」が込められている事が分かります。
例えばショッピングモールでよく見るこの看板(糸満市の潮崎シティ)
ぱっと見て気になるのは何ですか?
まず目に着くのは、「黄色」の看板ですよね!
黄色は明るい色の代名詞で、沢山の色の中でもすぐに発見することができます。周りを見渡しても、すぐ黄色が目に着くはずです^ ^
そして次に気になるのは、1番大きいサンエーの看板です。
人にもよりますが、大きいものと高いものに無意識的に目を奪われます。
そして、そこから下に目線を順序良く落とすように人の目はできていると思われます(勿論個人差あります)
電気館のエディオン、
衣料館、食品館、そしてゲオ、マツキヨ、Pという具合です。
これら一つ一つにもしっかりとした意味合いを持っています。
エディオンさんはIとOに電源のマークで電化製品屋さんのアピール。
衣料館は先ほど同様に黄色でアピール。
食品館の赤い色は食欲を湧きたてる色、そして赤が目立ち過ぎて見疲れしないように補色の緑を採用。
ゲオさんは看板の四角の中にさらに四角を入れ込み、その中をオレンジで目立たせる。
マツキヨの黄色と黒はかなり目を引く色で、工事現場の重機やタクシーのバンパーなどにも取り付けられています。
しかもマツキヨの看板を1番下に持ってくることで、上から下まで看板を全て見せようという意図が見えます。
いかがですか?
ご自分の周りをそれとなく見てみてください。
面白い事が見えてきませんか??
ps.つまりマクドナルドやすき家の赤と黄色は貪欲にお客さんを捕まえようとする気持ちの現れです。という話でした。